まるでF1 超限定車AMG GT Rロードスターがトップレスの超魅惑マシンに!

究極のオープントップモデル、メルセデスAMG『GT Rロードスター』は、世界で750台しか生産されない超限定車です。バッシンク(Bussink)社は、AMG GT Rロードスターのルーフとフロントガラスの大部分を切り取ったカスタマイズカー、『GT Rスピードレジェンド』を発表しました。

バッシンク社によると、全体的なスタイリングはルーフレスの『SLRスターリング・モス』からインスピレーションを得ているようです。最大の特徴は、ボンネットからリアにかけて「スピードボウ」と呼ばれるピラーで、ロールオーバー・プロテクションのようになっています。F1マシンのハロ(パーツの破片などからドライバーを保護する装置)を彷彿とさせるデザインです。

バッシンク社の『GT Rスピードレジェンド』

スピードボウには、ベース車両のトップとウィンドウを取り外す際に外された、室内灯やセンサーが備わっています。トップとともにAピラーもカットされ、フロントガラスは短くなり、これによって約100kgの重量が削減され、低重心化を実現しているとのこと。

また、ボディカラー同色のカーボンパーツを随所に配置し、フロント上部にルーバーを追加するなど、アグレッシブな雰囲気を演出。エンジンにも手が加えられ、最高出力は577馬力から850馬力にまで高められています。このエンジン・チューニングはオプションです。AMG GT Rの最上位モデルである「プロ(PRO)」のフロントエンドをオプションで装着し、ダウンフォースを強化することも可能。

フロントとサイドには小さなウィンドウがありますが、小さすぎて使い物になりません。そこで、走行中に顔面を保護するためのヘルメット(ボディ同色)が付属します。その他にも、インテリアの変更がオプションとして用意されています。

バッシンク社のGT Rスピードレジェンドの価格は公表されていませんが、5台のみの限定生産で、すでに完売しているようです。バッシンク社は、遊園地などの巨大観覧車の設計で知られるデザイナー、ロナルド・バッシンク氏が代表を務める会社で、今後もGT Rスピードレジェンドのようなモデルを製作していくといいます。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です