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Appleが5Gと半導体などに4,300億ドルを投資すると発表

Appleは今後5年間で4300億ドルの米国投資を行うことを発表しました。先週開催されたイベント「Spring Forward」に続くリリースです。これらの投資は、自社製シリコンの開発や5Gの構築をサポートする一方、Appleは国内で2万人の雇用を増やすとも述べています。本日、同社はその取り組みに注力するいくつかの州をリストアップしました。発表の詳細に迫ります。

Apple 4,300億ドルの投資の内訳

Appleは4300億ドルの投資の内訳を次のように明らかにしています。それは米国内のサプライヤーとの直接取引、データセンターへの投資、アメリカでの設備投資、その他の国内での支出(20州にわたる数十のApple TV+の制作)から構成されます。そして「より多くの雇用を創出すると宣言し、クリエイティブ産業を支援する 」とも述べています。

ノースカロライナ州はAppleが注目するであろう州のひとつです。すでに同社は10億ドルを投じています。同州のローリー・ダーラム地域のリサーチ・トライアングル・エリアに新キャンパス(サムネイルのようなイメージ)と開発拠点を開設する予定です。また、Appleは、「ローリー・ダーラム地域および州内の学校やコミュニティの取り組みを支援するために1億ドルの基金を設立する」としているほか、州内のインフラに1億1,000万ドルを追加拠出するとしています。

Appleの計画はそれだけに止まりません。サンディエゴ、カルバーシティ、ボルダー、ボストン、シアトルでチームを拡大するほか、オースティンに新キャンパスを建設中です。さらにアイオワ州のウォーキーに新しいデータセンターを建設するとしています。2018年にAppleは、2023年までに米国内で2万人の雇用を増やすとも語っています。今日もAppleはその目標達成に向けて順調に進んでいるとしています。ただし、今日発表された今後5年間で2万人を雇用するという発表は、2018年に約束した2万人に加えてのものです。留意が必要です。

Apple投資は5Gも及ぶ

Appleの計画には他社との提携も含まれています。今回はAdvanced Manufacturing Fundを通じた協業です。Appleが本日発表したパートナーシップの中には、インディアナ州のXPO Logistics社、ケンタッキー州のCorning社、テキサス州のII-VI社との投資や、カリフォルニア州、コロラド州、メイン州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、オレゴン州、テキサス州、バーモント州、ワシントン州でのシリコンエンジニアリング(半導体関連)の投資が含まれています。もちろん5Gへの投資も計画の構成に含まれています。

最後のシリコンエンジニアリングの話は特に重要です。近頃のアップルは、MacBook、Mac mini、そして今回の新作iMacなど、多くのデバイスに自社製のCPUを搭載しています。今後もさらに拡大していくものと思われます。Appleシリコンへの投資は、同社にとって長期的に大きな意味を持つと考えられます。これらAppleの投資計画については、同社のウェブサイトで詳しく紹介されています。