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スマートフォンっぽさを搭載したライカD-LUX7ストリートキット

ライカは、ハイテク、特にスマートフォンの世界では、ファーウェイなどとのパートナーシップでよく知られていることでしょう。もちろん、カメラメーカーとしても人気があり、2年以上前にはある取り組みで注目を集めました。コンパクトカメラ「D-LUX7」を発売し、スマートフォンの良さをカメラにも取り入れようとしたのです。しかし、D-LUX7には、スマートフォンのカメラのような即時性はまだありませんでした。新しいライカD-LUX7ストリートキットは、複数のアクセサリーをバンドルすることで、その欠点を克服しようとしています。

スマートフォン化したコンパクトデジタルカメラ

ライカD-LUX7は、ライカの他のシリーズと同様に高価かもしれません。ですがコンパクトカメラとして十分な性能を備えています。ライカD-LUX7は、17メガピクセルのフォーサーズセンサーを搭載し、4Kの写真や動画を難なく撮影できます。このような基本的なスペックに加え、BluetoothやWi-Fi、タッチスクリーン、USB-Cなど、主にスマートフォンに搭載されている便利な機能を備えています。また、スマートフォンのように後から画像を加工できる「ポストフォーカス」機能も搭載しているのです。

ライカは、携帯性と軽量性を重視しています。その一方で、オプションであったアクセサリーをパッケージ化することで、さらに優れた製品を提供しようとしています。それゆえ新製品のD-LUX7ストリートキットは、当然ながらスマートフォンではなく、ストリートフォトグラファーのツールとして位置づけられています。

スマートフォンに求められるニーズを備えるライカD-LUX7ストリートキット

スマートフォンの特徴を取り入れたコンデジと聴くと、やや陳腐化した印象を与えます。このブランドであればどうでしょう。すぐに使えるカメラであることと、そして街中のストリートスナップの消耗に耐えられるカメラとして、市場の評価を待っています。ユーザーの気を充分に惹けるのかが試されています。

ライカD-LUX7ストリートキットは、ハンドグリップとCOOPHブランドのパラコードストラップによって実現されています。そのため、どのような状況でもカメラをより良く保持できるのです。また、予備のバッテリーを使用すれば、起動時間は2倍に拡張されますりさらに、撮影時に取り外す必要のないオートレンズキャップも付属しています。これの特徴によりライカは利便性を大きく向上させています。

これらのアクセサリーは、ほとんどすべて個別に購入することができますが、ライカD-LUX7ストリートキットでは、それらを1つの便利なパッケージにまとめています。また、このバージョンでは、ストリートフォトグラファーのスタイルに合わせて、ブラックのみが用意されています。もちろん、価格も1,549ドル(170,390円 2021年3月12日現在 )と高めに設定されています。