2021年1月、OPPOは史上初めて中国のスマートフォン市場で最大のシェアを獲得しました。この快挙と同時に、同社は中国で第2位の5Gメーカーになりました。OPPOの中国でのスマートフォン市場シェアは2021年1月に21%に達し、Vivo、Huawei、Apple、Xiaomiなどを上回りました。
OPPOが初めて市場シェアのトップを獲得
アジアに本拠地を構える調査会社 Counterpoint ResearchのMarketPulse Serviceによると、OPPOは、中国全体で他のすべてのスマートフォンブランドを打ち負かす段階に達しました。OPPOの歴史上、中国のスマートフォン市場で最大シェアの座を獲得したのはこれが初めてであり、過去数か月で目覚ましい売り上げを記録しています。
Counterpoint Researchによると、OPPOの売上高は2020年の同月と比較して、前年比で26%の成長を見せました。OPPOのスマートフォンの売上高は、その同社の成長を大いに牽引。2020年12月と比較して33%も増加させました。Counterpoint ResearchのシニアアナリストであるVarunMishraは「OPPOは手頃なプレミアムセグメントに焦点を合わせていました。また中価格帯のスマートフォン端末市場でのAシリーズの勢いは、OPPOの製品ポートフォリオをさらに強化し、幅広い価格帯の5G需要に対応することができました。これはHuaweiの衰退が追い風にもなっています。」と語ります。
苦戦のHuaweiと拡大を続けるBBK
Huaweiはスマートフォンに必要な部品供給が滞り、折からの米国政府の法的措置によって、苦しい戦いを余儀なくされていました。Counterpointが指摘しているように、Huaweiの衰退は、Xiaomiとinvivoにもメリットをもたらしたのです。
もちろん、OPPOブランドを保有するBBK Electronics社に着目するとまた違った見方が可能です。BBK Electronicsの傘下にある各ブランド全体で見れば、中国だけでなく、当然世界の他の多くの地域にも大きな影響を及ぼします。同社はのスマートフォンメーカーになりつつあり、世界のスマートフォン市場の20%以上を占め、そのブランドの3つがトップ10に入っているのです。なお、BBKグループにはOPPO以外に、Vivo、Realme、OnePlusなどが含まれます。