自動車メーカーのFordは、背中のモニターに絵文字を表示できる「Emoji Jacket」を発表しました。Emoji Jacketは自転車乗りとドライバーが円滑にコミュニケーションを取れるよう開発されています。なお、製品化については未発表です。
Emoji Jacketは自転車乗りとドライバーのコミュニケーション問題を解決
自転車と自動車の事故の例は数多くあり、ほとんどは自転車乗りがドライバーに気づかれなかったり、自転車乗りがどう動くのかドライバーが予測できなかったりすることが原因と言われています。
Emoji Jacketはその問題を解決するため、ジャケットの背中にLEDモニターが設置されており、自転車のハンドルに取り付けられたコントローラーにより絵文字を表示することができます。表示できる絵文字は、曲がる方向を示す矢印や、ドライバーが自電車乗りをはっきりと認識できるような警告三角形、そして笑顔やしかめっ面があります。
日本でも自転車乗りとドライバーのコミュニケーションツールとして手信号がありますが、絵文字の方がさまざまなユーザーに伝わりやすい気がします。
また、Fordは公式YouTubeチャンネルにEmoji JacketのPVをアップロードしています。
安心できる道路作り「Share the Road」プロジェクトの一環として開発
Emoji Jacketは、Fordが計画している誰もが安心できる道路作りを目的とした「Share the Road」プロジェクトの一環として開発されています。商品化は発表されていませんが、LEDモニター付きのバックパックが販売されていることを考えると需要は少なくなさそうです。