Microsoft Teams Intelligent Speaker が会議の議事録や翻訳を自動サポート

MicrosoftはTeams関連の大きなアップデートを発表しました。Team Roomsで、最大10人の音声を識別できる小型デバイス「Microsoft Teams Intelligent Speaker」がリリースされ、最新のインテリジェントスピーカー端末のラインナップに加わりました。

MicrosoftがTeamsでの会議をアップデート

「Microsoft Teams Intelligent Speaker」は会議における発言者を自動的に特定し、個々人の発言をスクリプトに起こします。少し大袈裟に例えると、このインテリジェントスピーカーを使うことで、ユーザーは特段のメモを取ることなく、会議の議事録が自動的にできあがっていくのです。さらにこのインテリジェントスピーカーは、参加者の発言を追跡して、リアルタイムに誰が話しているかを簡単に確認できるよう設計されています。

Microsoftは、YealinkおよびEposと協業し、翻訳までサポートする端末を作り上げました。英語の会議であっても日本語に訳されたスクリプトが読めるのであればこれ幸い。海外とのミーティングはもちろんのこと、所属部署に外国人のメンバーがいたとしたら非常に有益な機能を提供してくれるでしょう。

一つだけ気がかりなのは、Microsoftからは購入手段や価格について何も発表がなされていない点です。SurfaceHubがインテリジェントスピーカーとして認定されていることは確かですが、同社がコロナ禍以前に新しいスピーカー製品の開発に取り組んでいたことも注目に値します。それはやはりパンデミック下でも魅力を放っていたと考えられます。

Microsoft Teams Intelligent Speakerの発売情報は続報待ち

世の中の少なくない企業の業務が、Microsoft Teamsを中心に回っているはずです。同製品はパンデミックの際に大きな力を見せつけ、国内最大の企業のいくつかは、リモートワークの共有基盤としてTeamsに大きく依存しています。「Microsoft Teams Intelligent Speaker」の発売について日付は明かしませんでしたが、もう間も無く価格などの販売情報が届くと期待されています。

Microsoftのアップデートが矢継ぎ早に繰り出されています。昨今のコロナウイルスの大流行も同社にとっては大きな機会となりました。約1年前からありとあらゆる場所で実感されたこと、それはまさに世界中の企業の経済活動に置いてテクノロジーが不可欠であるということです。人々はオフィスや自宅、サテライト拠点に散り散りになりながらも、パンデミック以前と同様(もしくはそれ以上)の貢献が求められています。こうした背景があり様々なソフトウェアが一気に市民権を得た中で、新たにハードウェアとの融合がなされようとしています。Microsoftはその渦中でも存在感を放っているのです。

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