Appleは独自のチップで大きな成功を収めてきました。AppleのAチップは、少なくともいくつかのベンチマークでは、Qualcommに匹敵する結果となりました。Mac用のApple M1で、Qualcommの競合製品を圧倒する結果となったわけですが、今後も間違いなく進化していくでしょう。そしてAppleはまもなく新しいiPad Pro をローンチする可能性があります。ある業界アナリストは、それがプロセッサの性能面においても、M1 Macに匹敵する可能性があると主張しています。すなわち、今度のiPad Proには強力なチップが搭載されてお披露目されるかもしれないのです。
iPad ProにApple M1相当のプロセッサが搭載されるという噂
AppleのAプロセッサとMプロセッサは、ARMアーキテクチャのDNAを共有しています。いわばいとこ同士のようなものです。もちろん、その2つが必ずしも同じであることを意味せず、AppleはApple M1をmacOSとデスクトップに搭載できるようにギアを切り替えてきました。しかしながら、多くのApple Aチップシリーズを置き去りにして新たに生まれ変わる話というわけでもないようです。ブルームバーグのMark Gurmanが語るところによると、次のバージョンがAppleM1と同等になるとだろうとさえ主張しています。
今度のiPadProは非常に高速であると期待されています。この期待を満たすには、Appleが命名したCPUである「A14Z」または「A14X」が、AppleM1と同じくらい強力である、という条件が必要です。それは、以前のApple A12Zがすでにどれほど強力であったかを考えると、そのような速度が果たして今回も必要であるかという疑問が提起されます。よりパワフルで負荷の高いアプリをサクサクと動かせるようになる一方で、新たに、Apple Siliconが提供するポテンシャルを生かせるよう、開発者の関心も集めていく必要があるでしょう。
iPad Proの価格はまだ不明
これらのリークを勘案すると、iPadProはさらに人々の関心を集めていくでしょう。12.9インチ以上のiPad Proシリーズは、新しいミニLEDディスプレイを搭載して世に出てくるだろうと目されています。これにより、端末の表面にレイヤーが追加されるため、スレートがわずかに厚くなるでしょう。他方でより明るく正確なコントラストが体験できるのです。
残念なことに、バージョンアップだけが取り上げられているわけではありません。より強力なプロセッサ、より高度なディスプレイ、および5Gモデムの追加は、今年のiPad Proを市場で最も先進的なタブレットに仕立て上げるでしょう。間違いなく。ただ抜け落ちているポイント、それはずばり価格面です。前述のポイントを考慮に入れると、iPad Proがこれまで以上に高価になっても驚くに値しません。続報が待たれます。