NIKEが「宇宙ゴミ」と呼ばれる廃材をリサイクルして作られた新モデル「スペース・ヒッピー」を発表しました。全4モデルを予定しており、2020年春からNIKEの取扱店やNike SNKRSで発売されるようです。
宇宙ゴミを使用して作られたスペース・ヒッピー
スペース・ヒッピーは二酸化炭素と廃棄物削減を目的としたプロジェクトで開発されています。NIKEによると、これまでに開発したどのシューズよりも二酸化炭素の排出量が少なく製造できるようです。
スペース・ヒッピーは、ほかのシューズの製造過程で生まれた「宇宙ゴミ」と呼ばれる廃材が主に使われています。例えば、ソールにはNIKE ヴェイパーフライ 4%の廃材を使用しています。ほかにも、「スペースウェイストヤーン」と呼ばれるペットボトルやTシャツなどをリサイクルした素材が使われており、環境へのダメージを最小限にしています。
設計責任者であるJohn Hoke氏は「スペース・ヒッピーは未来からのアーティファクトで前衛的、そして反抗的かつ楽観的だ」と説明しています。確かに、ヒッピーという響きにはカウンターカルチャー的な意味があるので、スペース・ヒッピーはNIKEが行っている環境運動を象徴するモデルになりそうです。
NIKEは公式YouTubeチャンネルにスペース・ヒッピーのPVをアップロードしています。
スペース・ヒッピーはカッコいい?
環境問題に対する取り組みはさまざまな企業が行っています。エコを意識したシューズはReebokが発売した綿とトウモロコシを使用した100%植物由来の「Cotton + Corn」がありますが、NIKEのスペース・ヒッピーもそういったエコなシューズのひとつになります。
エコなシューズはユーザーにとって嬉しいものであることは間違いありませんが、シューズとしてのデザインも大切です。廃材をリサイクルして作られたスペース・ヒッピー、あなたはカッコいいと思いますか?