Apple初のシリコンチップ「M1」を搭載した新型Macが大ヒットしていますが、それは同社の「MacBook」と「iPad Pro」のラインアップの大きな変化の始まりかもしれません。著名なアナリストであるMing-chi Kuo氏によれば、Appleは今後2年間でMacBookに再び革命を起こし、3つ以上のモデルが新しいミニLEDバックライトディスプレイを搭載する予定です。
ミニLED採用もApple製チップの使用でコストは変わらず
前述したように、ミニLEDスクリーンは、バックライトにLEDを使用するLCDスクリーンです。テレビメーカーが採用している技術であるミニLEDを使用すると、画面のどの部分を明るくしたり暗くしたりする必要があるかをより細かく制御できるため、ディスプレイ全体のコントラストと品質が向上します。エッジバックライト付きの一般的なLCDよりも高価ですが、Appleは次世代MacBookのためにそれらのコストを相殺する方法を用意しています。
今後発売されるミニLED搭載のMacBookは、M1チップであれ、Appleが将来発表するチップであれ、すべてARMベースのAppleシリコンが採用される予定です。これらのチップはIntelのプロセッサに支払うよりも大幅に安いため、MacBookの製造コストは最終的には変わらないはずです。
今後2年間で新モデルが登場し出荷台数も増える予想
Kuo氏によると、Appleは2021年にまったく新しいデザインの2台のMacBook Proを発売する予定ですが、そのデザインの詳細については明らかにしていません。また2022年には、より手頃な価格の新しいMacBook Airが登場する予定です。Kuo氏は、これらの大きな変化により、MacBookの出荷台数は今後3年間で100%増加すると予測しています。
Appleは、大型スクリーンを搭載するデバイスのポートフォリオとして、来年はミニLEDに賭けているようです。新しいミニLED MacBook Proに続き、Kuo氏はAppleが2021年の後半に最初のミニLED iPad Proを発売すると主張しています。