もしあなたがApple独自のハードウェアを搭載したMacを所有しようと計画、もしくは、すでに所有している場合、Google Chromeのユーザーなら、良いニュースがあります。M1チップを搭載したMac用に最適化された新しいブラウザがリリースされます。新バージョンはGoogleによってひっそりと公開され、一部のMacユーザーによって報告されました。(※なお、記事の下に記載したように、不具合が見つかったため現在は公開を中止しているようです。)そしてもちろん、IntelモデルをサポートするChromeバージョンは消えません。
M1チップ搭載で性能や電力効率が改善
Appleは最近、数か月前に発表された計画であるM1チップを搭載した初のMacモデルを発表しました。Appleシリコンは、これまでMacBookやMacのデスクトップで使われていたIntelのハードウェアに取って代わるもので、パフォーマンスの向上や電力効率の改善などを提供します。
参考:M1チップ搭載のMacBook Airは信じられないほどの改善
多くのMacユーザーが気付いているように、GoogleはMacユーザー向けのブラウザーダウンロードページにChromeの特別バージョンをひっそりと追加しました。1つはIntel搭載Mac用、もう1つはAppleチップ搭載Mac用とリストされています。この通知には、以下に示すように、Intelバージョンの下にMOST COMMON(最も一般的)の記載も含まれており、ハードウェアの移行に慣れていないユーザーに役立ちます。
不具合によりリリースは日本時間11月19日を予定
新しいバージョンであるChrome 87では、CPUとバッテリーの使用量を減らすためのタブの優先順位付け、Androidでの読み込みの高速化、Chromebookで最初に登場する新しいタブ検索機能、Chromeを開いたりページを翻訳したりといった一般的なアクティビティのためのChromeアクションなど、大きな改善が行われています。
AppleのM1チップを搭載した最新かつ最高のMacには、現在、MacBook Pro 13’’、MacBook Air、Mac miniの3種類があります。Intelのハードウェアからの変更とM1チップによって可能になった改善を除けば、デバイスの多くの側面は基本的に変更されていません。
※Chrome 87に不具合が発生し、公開を一時中止して、再度リリースするようです。リリースは、2020年11月18日(日本時間11月19日)を予定しています。