Googleがコラボレーションソフトウェア 「Google Meet」 のアップデートを発表し、小規模なチームのコミュニケーションをより円滑にする新しい小会議室機能が追加されました。この機能はまず、Enterprise for Education上でリモートチームを編成している人々を対象に公開されますが、Googleによると、今年中にはGoogle Workspace (以前のG Suite)にも展開されるといいます。
元のグループから最大100グループに分割可能
Google Meetは、学校の授業や仕事のミーティングで使われるビデオコラボレーションアプリで、チーム全体がリアルタイムでビデオチャットできるものです。もちろん、仕事をしていると、数人の友人と一緒に学校のプロジェクトへ参加したり、締め切りが迫っていることを話したりするなど、少人数のグループで協力しなければならない場合があります。
Google Meetでは、グループを離れて新たなグループを始めるのではなく、元のグループから分岐した新しいグループ、ブレイクアウトルーム(小会議室)を作ることができるようになりました。Googleによると、元の通話から最大100グループを分割できます。
ユーザーからの要望が多かった機能
Googleによると、ブレイクアウトルームの小さなグループがプライベートな会話を終えると、チームの他のメンバーとのメインコールに簡単に再参加できます。同社によれば、ブレイクアウトルームはMeetユーザーから非常に要望の多かった機能です。モデレーターはチームを監視するためにブレイクアウトルームに入ることもできます。
オペレーターは同様に、どの人を特定のブレイクアウトルームに移動させるかを手動で選択したり、特定の数の部屋に均等かつランダムに分けたりすることができます。Googleアカウントを持っている人なら誰でも参加できますが、ブレイクアウトルームを作れるのは、イベントを作った人だけです。