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これが宇宙の匂い!クラファンに香水登場

宇宙はどんな匂いがするのかと思ったことはありませんか?そこにいた宇宙飛行士は、地球上で経験したことのないことだと報告しています。その匂いをNASAの秘密のレシピを使って再現した香水を紹介します。キックスターターの新たなキャンペーンでは、香りのレシピの商業化バージョンのため、クラウドファンディングによる資金調達を求めています。

宇宙飛行士の口述に基づいた匂いを組み合わせて作成

香水「オーデスペース」の香りは、オメガ・イングレディエンツ社の創立者であるスティーブ・ピアース氏が、宇宙飛行士が説明したような宇宙の香りを模したNASA用のフレグランスレシピを作ったことに由来します。そのアイデアは、宇宙飛行士が初めて宇宙に行くとき、彼らが遭遇するかもしれない不快な驚きを減らすことが目的でした。

CNNがピアース氏と交わした話によると、同氏は2008年にNASAから指名され、宇宙飛行士の口述に基づいて宇宙の匂いを再現したといいます。その組成は独特で、オゾン、熱した金属、発煙筒、ラム、さらにはラズベリーを組み合わせた揚げたステーキのようだそうです。

支援者には割引価格で提供

キックスターターのキャンペーンでは、このフレグランスのレシピを入手し、STEM(科学・技術・工学・数学)教育を支援するための限定の香水作りに利用したと主張しています。このプロセスには、アメリカの情報自由法 (Freedom of Information Act) に基づく要請のほか、多くの努力と幸運も関係していたようです。

キックスターターのクリエイターたちはこの香水の独占販売権を持っていますが、これは良いことではないかもしれません。このキャンペーンが終了したら、これ以上香水を生産する予定がないからです。オーデスペースの小売価格は49米ドル(約5,200円 2020年7月2日現在)ですが、キックスターターの支援者には29米ドル(約3,100円 同上)の割引価格で提供されます。発送は世界中で行われ、10月に開始される予定です。