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2019年のGoogle Pixelの出荷台数はOnePlusを上回る

IDCによると2019年のGoogle Pixelの出荷数は、中国のOPPO傘下のOnePlusを上回りました。過去最高記録を記録しているようですが、まだまだ伸び代があるようです。

Pixelシリーズの躍進

GoogleのPixelスマートフォンは世の中で最も人気のあるAndroidスマートフォンですが、その人気は売り上げに正確に反映されていません。売り上げが伸び悩んでいるという報道がなされた後には疑問の声が上がりました。Googleが高収益のビジネスとして、スマートフォン事業を確立できるかどうかが不透明に映ったからです。そのような折にIDCは、もう少し前向きな見方をしました。実際にはGoogleのPixelはOnePlusの出荷台数を2019年に上回るほど十分に良い年であったと、明らかにしたのです。

PixelはOnePlusより出荷されている。これは実にインパクトのある声明です。最近ではOnePlusのスマートフォンはかなりの売れ筋として取り上げられていたのですから、これには驚きを隠せません。IDC EMEAのアソシエイトVPであるフランシスコ・ジェロニモはOnePlusの具体的な数字を発表していませんが、一方でGoogleが昨年2019年に合計で720万個のPixelスマートフォンを販売したと明らかにしています。

Pixel シリーズの今後と現在地

発表は、2019年に発売されたPixel 3aとPixel 4の販売に関するいくつかのレポートに反する内容となっていますが、ジェロニモはもう少し話を掘り下げています。簡単に言えば、調査のタイミングがすべてであり、IDCが収集した数値は、Pixel 3aとPixel4の2つだけでなく、Pixel 3も含んでいたのです。

「GoogleはPixelのポートフォリオを拡大し続け、売上を伸ばしています。2019年の出荷台数は前年比52%増で過去最高を記録し、米国、西欧、日本で好調に推移している。現在では@oneplusよりも多くの出荷台数を記録しているが、トップ10入りにはまだほど遠い」

2019年の数字は、実際にはPixel 3の売上台数が大半を占めており、Pixel 3aとPixel 4の発売台数はそれほど多くはありませんでした。その後大きな変化を生み、Pixel 4が躍進を見せています。さらにジェロニモは、Pixelは米国だけでなく欧州や日本といった3つの新しい市場に拡大しているとし、製品のリーチと出荷数の増加を牽引したと認めています。

全体を通じて見ると、市場でのPixelシリーズのパフォーマンスに異なる視点を投げかけていますが、Androidの生みの親であるGoogleがスマートフォン界隈の競争でトップ10に躍り出るにはまだ物足りません。来月に待望のPixel 4aの発売を控えていますが、Googleが存在感を示すにはもう少し時間がかかりそうです。