2020年第1四半期のスマートフォン売上は生活様式の変化を示唆

2020年第2四半期も終りが近づいています。パンデミックにより歴史に残るような第1四半期の、スマートフォンの販売台数が発表され始めました。予想されるように、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響を受けた数字になりました。これらの数字の背景には、スマートフォン市場でさらに永続的な変化が起きることを示している可能性があります。

全体として売上は落ち込む

世界のスマートフォンブランドのトップ5は、依然としてその地位を守りました。そのほとんどは第1四半期に損失を出していますが、Xiaomiは成長を維持しています。このXiaomiの利益は、消費者のスマートフォン購入習慣の変化を示唆しているかもしれません。

パンデミックにより最初に出た影響は、工場やオフィスが閉鎖され、生産とサプライチェーンが突然停止したことでした。その結果、供給が逼迫し、スケジュールが遅れることになり、これらのスマートフォンメーカーの納期に影響が出たのです。

オンライン業務が成功の鍵?

しかし、サムスンやAppleのように中国の工場に完全に依存していないメーカーでも、売上高は減少しています。特にサムスンについては、ガートナーは急落の決定的な要因として、同社の非効率なオンラインチャネルを挙げています。サムスンはApple以上に、携帯電話の販売を通信事業者や小売業者に大きく依存しており、この最中にはますます厳しい状況になってきています。

対照的に、Xiaomiは、営業とアフターサービスの両方で、オンラインでの業務の多くを長年行ってきました。また、ユーザーの様々なニーズをカバーする幅広いスマートフォンがあり、手頃な価格で製品が手に入ります。世界がゆっくりと「新しい生活様式」に移行し、サムスンやファーウェイなどの巨大企業は、Xiaomiのようなより機敏な競合他社と比較して、自社の船舶の操縦に苦労することになるかもしれません。

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