Outlookの電子メール署名機能が、すべてのデバイスで同期できるようになります。Outlookユーザーは、何年にもわたって複数のデバイス間で電子メールの署名を同期する機能を求めていました。Microsoftは要望を受け入れ、2019年9月からこの計画に取り組んできました。同社の製品ロードマップにある新しい記載によると、同期システムは間もなく完成し、6月に公開される見込みです。
企業や大学からのメールの署名には、電話番号、住所、ソーシャルメディアのリンクなど、クライアントや学生、または他の人が知っておく必要のある重要な情報が含まれていることがよくあります。 ほとんどのOutlookユーザーがノートパソコンとタブレットとスマートフォンなど、異なるデバイスを時と場合に応じて使用しているため、複数のデバイス間でメールの署名を同期できるようになることで、時間の節約や情報処理に関する効率アップが期待できます。
同社は、2016年にユーザーに電話をかけ、Windowsデスクトップにどのような変更を加えることを期待しているか聞き取り調査を行っていたそうです。デバイス間でメール署名を同期してほしいという要望が約10,000票に達したため、昨年の9月からこの機能の整備に取り組んできました。
電子メールの署名同期システムが導入されると、最終的にWindowsでのサードパーティのソリューションを使用する必要がなくなり、特にビジネスシーンにおいてより簡潔になります。6月から一般に公開され、この機能にはクラウド署名が含まれる他、Office 365およびMicrosoft 365のユーザが利用可能とのことです。
MicrosoftはOutlook製品を着実に更新しており、他にもGmailが提供するテキスト予測変換のアップデートが検討されているとの情報も噂されています。