NASAは火星探査機キュリオシティの360度セルフィー写真を公開

NASAは、火星探査機のキュリオシティが撮った火星での最新のそして記録破りの活動を示すセルフィーを公開しました。NASAによると、キュリオシティは最近、グリーンヒューペディメントと呼ばれる火星の非常に急な部分の登山に成功しました。ローバーは一時停止して、瞬間を記念して自撮りを撮影しました。

NASAによると、この画像は、キュリオシティミッションの2687日目の2月26日に撮影されました。画像には、急な丘の上にある岩の層が見えています。画像のローバー手前で強調表示されているThe Hutton drill hole(ハットンのドリル穴)は、「ハットン」と呼ばれる岩盤ターゲットをサンプリングするときに開けた穴を示しています。

NASAは、キュリオシティが登山を開始する前にシーンをキャプチャしたと説明しています。また、ロボットアームを使用してセルフィーを撮る方法を示す白黒ショートムービーのキャプチャにも時間がかかりました。最終画像から予想されるように、NASAは多くの画像をつなぎ合わせて360度の最終画像を作成する必要がありました。今回のキャプチャで86枚のスナップショットが必要でしたが、一部のパノラマでは数百枚が必要になります。

全体的に見て、セルフィーは、ペディメントに登ったポイントの約11フィート(3.4メートル)下のローバーをキャプチャしています。トレッキングは3月6日に正常に完了しました。今回の登山でローバーは31度傾いており、火星表面でこれまでで最も傾いています。過去のOpportunityのローバーのもっている32度の傾斜記録にあとわずかでした。

NASAは、キュリオシティが転倒する可能性はないと安心させました。実際、リスクなしで最大45度に傾く斜面を登る事ができます。これは、高さ3マイル(約5000m)の山であるシャープ山へのキュリオシティの数年にわたるゆっくりとした旅の最新の活動です。

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