11月はイベント盛りだくさんです。激しく争われるアメリカ大統領選挙だけではありません。地球に小惑星が接近する可能性があるのです。問題の小惑星は2018 VP1と呼ばれ、11月3日頃には地球に最接近する予想されています。現在のところ、衝突する確率は0.41%と見積もられています。しかも2.1m程度の大きさです。
2018年時点でNASAが小惑星を観測
現時点でNASAが把握しているのは、小惑星が地球の方向に向かっているということです。小惑星の名前「2018 VP1」が示唆するように、存在自体は2018年にわかっています。今ではなく2年前です。単体で聞くとかなり前のことのように感じられますが、銀河系のスケールではニアミスと見なすせます。
安心してください。研究者は、小惑星が地球の大気に入る可能性はたった0.41%。小惑星が地球の大気圏に入っても、大きな脅威はありません。小惑星の直径は約7フィート(わずか約2.1m)です。もしそれが私たちの大気に入ると、それは非常に明るい流星を形作り、それから小さな破片に分かれます。
2018 VP1は危険性ほとんどなし
小惑星2018 VP1は、潜在的な危険性を評価するための対数スケールで、-3.57と評価されています。基本的に-2未満のスケール値は、起こりそうな結果をもたらさないイベント、すなわち「杞憂」に終わると示しています。ちなみに、-2と0の間のスケール値は、注意深い監視が必要です。
小惑星は日常的に地球の大気圏に入ってきます。8月の初めにはペルセウス座流星群が、地球に年に一度の話題をもたらしました。私たちが脅威に感じなければいけないもの、それは861年後に地球を通過すると予想されている幅4200フィート(約1.2km)の小惑星です。これが地球に衝突する最大の脅威です。その小惑星でさえ、私たちの惑星に衝突する確率はほとんどありません。99.988%の確率で地球に触れずに去っていく見通しです。