国際宇宙ステーション(ISS)に小さな空気漏れが見つかりました。ISSに搭乗しているNASAの宇宙飛行士が現在、調査と修理作業に当たっています。地球を周回する宇宙ステーションでの空気漏れは重大なリスクのように思われますが、NASAによると、現時点では危機的な状況にはないとのことです。
今回の空気漏れは大きな問題ではありません。NASAは、その漏れはセグメントの仕様の範囲内であり、乗組員や宇宙ステーションに直接的な危険はないと述べています。ISSからの一部の空気漏れは想定の範囲内であり、NASAによると、この空気漏れはしばらくの間レーダーで感知されていました。
空気漏れの最初の兆候は2019年9月に見られました。リーク率の増加により、ソースを見つけて修復できるようにするために優先度が上げられました。現在ISSに搭乗している乗組員には、NASAの宇宙飛行士クリス・キャシディと、ロシアの宇宙飛行士イヴァン・ヴァグナーとアナトリー・イヴァニシンが含まれています。この3人は2020年8月20日に調査を開始し、8月23日までロシアのズヴェズダというモジュールが接合しハッチを閉じられるようになります。これによってISSの各セクションで気圧を監視下におけるとのことです。
NASAは、テストに際して、乗組員が危険に晒されるとは考えていません。テストの最初の結果は2020年8月24日の週に公開が予定されています。空気漏れの原因が突き止められると、乗組員はそれが修復可能かどうかを判断します。どのような修理方法が採用されるかはまだ不明ですが、NASAは何らかのプランを持っているようです。