米航空宇宙局 (NASA) は、今週中に宇宙望遠鏡 「WFIRST」 に関する特別発表を行う予定です。今回の発表では、『広域赤外線探査望遠鏡』 (Wide Field Infrared Survey Telescope) について詳細が明らかになり、今後の宇宙開発ミッションに関する新たな詳細が明らかになる可能性があります。
特別な発表は来週の水曜日に
NASAがミッションの詳細をライブセッションという形で発表するのはこれが初めてではありません。NASAは一般の人々が何を期待できるかについては詳しく述べてはいませんが、そう長く待つ必要もないように思えます。発表は今週の水曜日、5月20日の東部夏時間11 AM/太平洋夏時間8 AM(日本時間5月21日午前0時)に行われます。特別な放送をする発表をしたということを考えると、このニュースはとても重要なものになりそうです。
この発表は、NASAのメインのウェブサイトでストリームされるNASA Science Liveのビデオと、YouTubeチャンネル、Facebookページ、Twitterアカウントを通じて行われる予定です。下のビデオはNASAが予定している放送です。タイトルをクリックするとYouTubeアカウントに移動し、リマインダーとしてプレイリストにタイトルを保存することができます。
ハッブル望遠鏡の100倍の視野を持つ
WFIRSTのミッションは、宇宙のダークマターやダークエネルギーを研究し、新しい太陽系外惑星などを探索するために作られた観測所などがあります。WFIRSTはハッブル宇宙望遠鏡と同じ大きさですが、比較すると100倍の視野の広さを持っています。NASAによると、このミッションは現在、2020年代半ばに打ち上げられる予定だという。
この望遠鏡の鏡は直径8フィート弱で、WFIRSTにはコロナグラフ計と広視野計の2つの装置があります。後者のツールを使えば、WFIRSTはハッブル望遠鏡に比べてより多くの天体を捉えることができ、そのために必要な時間も少なくて済みます。銀河系内部のマイクロレンズ探査で、およそ2,600個の太陽系外惑星が発見されると予想されています。