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トカゲのように自分を自己修復させる素材の研究が進行中

日本の研究者たちは、動物界の生物の中に、体の一部を複製して治癒する能力を持つものがいるかどうかを調査し、その能力を人間に応用しようとしています。体の一部が復活すると言って真っ先に思い浮かぶのが、しっぽを失って成長し直すトカゲや、腕を再生するヒトデなどがいます。Islam Research Group、カーネギーメロン大学のMorphing Matter Lab、東京大学のKawahara Labの研究者が協力して、自己修復UIを作成しました

自分のチカラのみで自己修復させる

自己修復UIはソフトボディのインターフェースで外部からの刺激や接着剤を必要とせずに、損傷を自己修復や再構成し、融合することができるということです。自己修復UIのカギとなるのは、自己修復ポリマーであるポリボロシロキサン (PBS) と多層カーボンナノチューブの充填材であるMWCNT-PBSとの複合材料で、機械的・電気的な自己修復機能を持っています。

研究チームらは、PBSとMWCNT-PBを、布やシリコンなどの一般的な軟質材料と組み合わせたハイブリッドモデルを開発し、自己修復機能、センシング機能、作動機能を備えたインターフェースを構築しました。同チームは、形状とモジュール数を動的に変更できるコントローラデバイスを構想しているという。テストでは、2つのコントローラを4つに分割し、各セクションにタッチセンサを備えたハーフサイズのゲーム機4台として動作させることができました。使用後、4つのセクションを結合して元の2つのコントローラにすることができます。

6時間ほどで完治可能

チームはまた、第2の皮膚として自己修復損傷センサーマトリックスを作ることに成功しました。この技術は従来の空気圧ソフトアクチュエータにも発展し、カットと再構成が可能です。上の画像では、LEDコンポーネントとMWCNT-PBカットセンサを内蔵した「ヒーリングハート」が表示されています。

心臓は半分に切断されますが、6時間で完全に治すことが出来ます。チームはこの自己修復素材の計画を明らかにしていません。上のビデオは、テストと開発における材料を示しおり、さらなる研究が期待されます。