医療用のマリファナは若年層にとって脳卒中の危険度を引き上げる事が明らかに

去年末に開催された米国心臓協会 (American Heart Association) のイベントで発表があった2つの研究で、マリファナを吸う若年層に脳卒中と不整脈のリスクがあることが明らかになりました。非使用者と比較すると、マリファナを使用した若年層は脳卒中に罹るリスクが2倍になるということが指摘され、頻繁にマリファナを愛用する人たちは最もリスクが高いことが分かっており、入院のリスクも飛躍的に高い事がわかりました。

医療用マリファナの危険な側面

マリファナの使用と脳卒中のリスクとを関連づけた観察研究では、マリファナ使用者は非使用者と比較した場合、3倍のリスクがあることがわかりました。この問題についてはさらなる研究が必要とはいえ、研究者たちは、マリファナの使用が増加していることは、それに伴う潜在的な健康リスクに注意することが重要になってくるという事を指摘しています。

研究者らによると、マリファナを定期的に使用すると、全身性低血圧、血管運動機能の変化、さまざまな脳血管機能障害などを引き起こす可能性があり、これらすべてが脳卒中リスクを増大させる可能性があるということです。

さらに、イベントで発表された2つ目の研究では、 「マリファナ使用障害」 と診断された若年層は、少なくともマリファナを全く使用しなかった人と比較して、不整脈による入院のリスクが50%も高いことが明らかになりました。

治療目的では効果があるが、それ以上のリスク

この使用障害は中年の白人男性に最も多くみられましたが、この研究では、15歳から25歳のアフリカ系アメリカ人男性が入院する可能性が最も高いことが分かりました。この研究結果は、マリファナを治療目的で慎重に使用することは役立つ可能性があるかもしれないが、過剰に使用すると健康上において申告な合併症を引き起こす可能性があることを明らかにしています。

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