人気のシューティングゲーム「コール オブ デューティー(CoD)」のアカウントがハッキングされたという噂が広まっていましたが、開発元のアクティビジョンは事実ではないとして否定しました。噂が事実であれば、50万人ものアカウントが被害を受けていたことになります。
先日、CoDのアカウントがハッキングされたという報告がツイッター上に広まりました。このゲームでは戦争を舞台にしていますが、アクティビジョンはゲーム内の出来事と同様に、ハッキングも架空のものであると主張しています。
同社のツイートによると、ハッキングはなく、CoDのアカウントも乗っ取られていないといいます。しかし、これを機にアカウントの保護に注意を払うようユーザーに注意を促しています。アカウントの変更はメールで報告されるため、万が一アカウントがハッキングされたとしてもユーザーが影響を受けることはないだろうとのこと。
ハッキングの報告が事実だった場合、約50万のCoDアカウントが公開されていたということで、かなり深刻な状況になっていたでしょう。ハッカーたちはユーザーの目の届かないところでアカウント情報を変更していたはずなので、アクティビジョンはメール通知に関するリマインダーを発行しました。
アクティビジョンの言葉を信じるかどうかは人それぞれで、自分のアカウントで不審な行為に気付いたかどうかにもよるでしょう。このような出来事は、ユーザーが二要素認証(2FA)やパスワードの変更などでアカウントの安全を確保することの重要性を思い出させます。
大企業を標的にした大規模なデータ侵害が発生し、何十万人ものユーザーに影響を与えたという話を聞いても、もはや驚きではありません。こうした報告はあまりにも一般的になりすぎて、事実と虚構を区別するのが難しくなっているのかもしれません。