ゲーム向けソフトを利用した「エヴァイヤ」のコンフィギュレーター発表

ロータス「エヴァイヤ(Evija)」は、英国初の完全EVハイパーカーです。今回、先進のゲームソフトウェアと鮮明なグラフィックを搭載したエヴァイヤ専用コンフィギュレーターを導入すると発表しました。控えめに言っても、このコンフィギュレーターは市販車向けとしては最高クラスのものであり、210万ドル(約2億2千万円)のハイパーカーをよりよく知るための最も革新的な方法のひとつです。

普通の車を買うときは、ディーラーに行って車を購入/リースするのが一般的な手順です。場合によっては、オンラインで車両のスペックを確認し、ディーラーに残りの作業を任せることもできます。しかし、今回のスピードモンスターにおいて、ロータスは『グランツーリスモ』や『フォルツァ』のようなレースゲームを彷彿とさせる特別なコンフィグレーターを採用することにしたのです。

ゲーム向けのソフトウェアを使い、実写と見間違えるほどリアルなグラフィックを実現。

エヴァイヤは130台しか生産されない限定モデルですが、目の肥えたバイヤーのためにユニークなコンフィギュレーターを作ったのです。英国ヘテルにあるロータスの工場での生産は今年末まで待つ必要がありますが、顧客はタッチ式のコンフィギュレーターを使って好みの仕様に仕上げることができます。

130台はすべて手作業で、ノーフォーク州ヘテルにある生産拠点で製造される。

ロータスのグローバル・マーケティング担当エグゼクティブ・ディレクターであるサイモン・クレア(Simon Clare)氏は、次のように述べています。

「新しいコンフィギュレーターのような最先端のデジタルツールにより、世界中のどこにいても、タッチ操作でお客様の好みや要望に対応することができます」

車名「エヴァイヤ」は、「命あるもの」「最初の存在」を意味する。

強力なグラフィックにより、車両の高精細なレンダリングを見ることができます。「レイ・トレーシング」と呼ばれる特殊な画像技術を使用して、世界中のあらゆるロケーションにエヴァイヤを配置することができます。ロータスによると、この技術により、太陽光のあたり具合でボディがどのように見えるのかを確認することができるとのこと。

砂漠などさまざまな環境に車両を配置し、光の当たり方による見え方の変化もチェックできる。

もちろん、コンフィギュレーター上ではあらゆるカスタムが可能です。ボディカラー、インテリア、ダッシュボードの素材、ホイールの種類、さらにはシートインサートのような細かなディテールまで、すべてが実車写真のようにリアルに表現されています。要するに、コンフィギュレーターを使えば、車をあらゆる角度からパーソナライズして視覚化することができます。

リアのベンチュリートンネルは、空気の圧力変化を利用して抵抗を減らす目的がある。

しかし、特別な体験はこれで終わりではありません。カスタマイズが完了すると、その車両を使用した「360度フライスルー」ビデオを作成できます。同じエヴィハスは1台として作られないため、この映像は自分だけのものとなります。また、製造の間、一定の間隔で「ユニークなギフト」がロータスから購入者に送られます。

800kWの充電に対応し、バッテリーを約10分で満タンにすることができるという。

さらに、実際の製造過程を写した高解像度画像が掲載された手作りのビルドブックもプレゼントされます。この本は、納車時にエヴァイヤの鍵と一緒に渡されるとのことです。

ロータス・エヴァイヤは、地球上で最も期待されている電動ハイパーカーの1つです。見た目だけでなく、空力性能に特化したスタイリングに裏付けされたパフォーマンスも備えています。4つの電気モーターを搭載し、合計出力1,972馬力(2,000PS)と1,700Nmの大トルクを発生させます。また、2,000kWのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、250~270マイル(400~435km)の航続距離を実現しています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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