米国では、オーナーが自宅を離れることなくボルボ車両のメンテナンスを受けられる「ボルボ・バレー」というサービスが始まります。
自宅に居ながら愛車を整備
コロナウイルスの蔓延で、人々は感染する可能性がある公の場になんとかして出ないで済むいい方法はないかと模索してしています。自動車メーカーのボルボは、米国での車両メンテナンスのためのプレミアム車両引取り&お届けサービスであるボルボ・バレーと呼ばれる新しいサービスを発表しました。このサービスは、所有者が自宅に居ながら自動車のメンテナンスサービスにアクセスできるようにするもので、所有者は自宅やオフィスを離れることなく愛車を整備することができるものです。
アプリでも電話でも予約が可能
ボルボ・バレーでは、ボルボ車両の所有者がiOSまたはAndroid向けのスマートフォンアプリを使用したり、このプログラムに参加しているディーラーに電話をして、予約や希望する引取時間をスケジューリングできます。どちらかの方法で予定が設定されると、ディーラーの従業員は顧客の車を受け取り、メンテナンス中に使用するための代車を降ろします。所有者はアプリを使って、ドライバーが今どこにいて、いつ到着するかを確認することができます。
車を預かった従業員がディーラーに到着すると、所有者は自分の車が整備工場に到着したという通知を受け取ります。そしてそのアプリは、車のメンテナンスが完了し、車を受け取る準備ができた時にも顧客に通知します。ディーラーは顧客に連絡して、車の返却の時間を手配し、代車を受け取る時間を調整します。
ボルボはプロセスを確実にするために、ディーラーの従業員が引き渡しの時点で顧客の車と代車の両方の車の状態を撮影するようにしています。そしてまた、ボルボ・バレーの車両は、コロナウイルスの蔓延を防ぐために、ボルボの小売業者が実施したのと同じくらい注意深い洗浄プロセスで処理されます。
ボルボ・バレーが拓く未来
ボルボ・バレーは過去数か月間試験的に実施されており、第三者を介さずに社内の技術を使用して行われています。個々のディーラーの裁量により、どの年代のボルボ車もサービスの対象となります。ボルボ・バレーは、ボルボ特典(サービス・バイ・ボルボ)によるサービスの対象となります。今のところ、メンテナンスなどのサービスニーズのみを対象としていますが、2020年の後半には、ボルボ・バレーはリースと購入の配送、リースの返品、夜間のテストドライブにも拡大される予定となっています。