伊ランボルギーニは、レーストラックを支配するモンスター級のV12のハイパーカーの開発に力を入れています。そんなランボルギーニが、開発最終段階にあるカモフラージュが施された車体のごく一部とエンジン音が収録された動画を公開しました。
公開された17秒のビデオクリップは、モデル名すら未発表の新型ハイパーカーのシェイクダウンテストの映像です。開発はランボルギーニのモータースポーツ部門の「Squadra Corse(スクアドラコルセ)」、デザインは同社デザイン部門「Centro Stile(セントロスタイル)」が手掛けました。ビデオでは、最大出力830hpを誇る6.5リットルV型12気筒エンジンが奏でる高音のエンジン音が確認できます。
アルミ製のフロントフレームとカーボン製ファイバーモノコックによる構造で、大きなリアウィング、ルーフ上に大口径のエアスクープ、デュアルエアイインテーク付きのレーシングフードなど、公道しようとは異なる多くの を備えています。最高レベルの安全を実現しながら、サーキットにおける走りを向上するためにセルフロックタイプのディファレンシャルを搭載。タイヤはピレリ製を装着しています。
ネット上では、公開されたビデオクリップに一瞬映るシザードアから、このハイパーカーはAventador SVJがベースになっているのでは、とう声が上がっています。
サーキット専用の限定車として販売が予定されているランボルギーニのハイパーカーの詳細は来月に発表されると見込まれ、今夏に世界初公開される予定です。チラ見せ具合にもどかしさをも覚えるビデオクリップですが、全貌が明らかになるまでは、F1レーシングカーの様なエンジン音に酔いしれるのもいいでしょう。