イタリアの高級自動車メーカーのマセラティ(現在はStellantis傘下)が2022モデル「Levante(レヴァンテ)」「Ghibli(ギブリ)」「Quattroporte(クアトロポルテ)」を対象としたFuoriserie(フォーリセリエ)のカスタマイズプログラムを発表しました。同ブランドのアップデートされたフォーリセリエのスタイリングコレクションは、これまで以上に豊富に新しい色と素材を提供し、オーナーは、新型スーパーカーMC20 V6を含む世界に一台だけのマセラティ車を作ることができます。
2022年フォーリセリエ(イタリア語で「特注品」の意)の発売を記念して、レヴァンテ、クアトロポルテ、ギブリの3台のトロフェオ仕様がカスタムメイドされましたた。もちろん、いずれもフェラーリ製の3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力580ps、最大トルク730psを発揮するパワフルなマシンです。このパワーで、ギブリ・トロフェオは0-100km/h加速4.3秒、クアトロポルテ・トロフェオは同4.5秒と、マセラティ史上最も速いセダンとなりました。
インテリジェントAWDを搭載したレヴァンテ・トロフェオはさらに速く、0-100km/hまで約4.1秒で到達します。マセラティがこのクルマを「トロフィーカー」と呼ぶのには理由があり、ブランドのカスタマイズプログラムであるフォーリセリエでは、自分だけのワンオフのトロフェオを作ることができます。オレンジゼストメタリックのペイントと22インチのオリオーネホイールを装着したマセラティのレヴァンテ・トロフェオのカスタムなど、その可能性は無限です。
一方、クアトロポルテ・トロフェオは、ヴェルデ・ロワイヤル・メタリック塗装、21インチのダークオリオーネ鍛造ホイール、グロスブレーキキャリパーが採用されています。マセラティを代表する高級車だけに、インテリアはゼニアのペレッティスタ(マセラティによれば、薄い革を布のように編んだもの)、グロスカーボンマクロツイルトリムで華麗に飾られています。牛革とアルカンターラといった組み合わせもフォーリセリエなら可能です。
ギブリ・トロフェオは、ブルー・マセラティ・ペイント、バードケージ・カラーリング、21インチのダーク・オリオーネ・ホイール、レッド・ブレーキ・キャリパーが特徴です。インテリアは、ゼニア・ペレッティスタ・レザーにブラックとグレーのカラーリングを施し、カーボン・マクロ・ツイル・トリムでよりスポーティな雰囲気に仕上げています。
マセラティのフォーリセリエ・カスタマイズプログラムは、伝統あるレースからインスピレーションを得た「コルセ」、現代のトレンドからインスピレーションを得た「ウニカ」、そして現代的な技術素材からインスピレーションを得た「フューチュラ」の3つのメインテーマが用意されています。