ランボルギーニは、1971年に発表された『カウンタックLP500』を忠実に再現し、サーキットでの走行を披露しました。オリジナルのLP500はクラッシュテストで失われてしまい、その後量産されたのは仕様の異なるLP400だったため、およそ50年ぶりに復活したことになります。
ランボルギーニのヒストリックカー部門であるポロストリコが製作したLP500は、イタリアで開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで初公開されました。その後、プロジェクトに参加したサプライヤーを招いて、タイヤメーカーのピレリが所有するヴィッツォラ・ティチーノ・サーキットでスペシャルイベント「カウンタックLP 500:ザ・シェイクダウン」が開催されました。
ポロストリコ部門の責任者であるジュリアーノ・カサターロは、サーキットでのテストとシェイクダウンにより、LP500が美しいだけでなく機能的にも優れていることを確認したと語りました。LP500は、LP400よりワイドなタイヤ(フロント40mm、リア50mm増)を装着しています。
LP500は11月15日までサンタアガタ・ボロニェーゼのMUDETECミュージアムに展示されます。このミュージアムでは、再建されたLP500とともに、LP400の未完成のチューブラーシャシーや『5000クワトロバルボーレ』も展示されています。これだけ大規模なプロジェクトにどれほどの費用が費やされたのか気になるところですが、そこは明らかにされていません。