米国のヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング(HPE)は、3代目となる新型『ヴェロキラプター600(VelociRaptor 600)』を発表しました。フォードの『F150ラプター』をベースとした、モンスター級のピックアップトラックです。
フォードF150ラプターには、モンスタータイヤ、24インチのコイルスプリング、5リンクのリアサスペンション、スポーツチューンのショックアブソーバーなど、一般道で他のトラックを踏みつぶすだけのルックスとマッスルが備わっています。ヘネシーはこれをベースに、エンジンの強化などさらなるパフォーマンス向上を図っています。
3.5L V6エンジンは、ハイフロー・インダクション、フロントマウントのインタークーラー、再プログラムされたECUを備え、600馬力と873Nmという驚異的なパワーを発揮します(ノーマルは450馬力と691Nm)。ヘネシーの発表によると、0-97km/h加速は4.2秒、1/4マイルは12.9秒に達するとのこと。
さらに、ヘネシーのオプションである「オフロードステージ1アップグレード」では、LEDライトバー付きのカスタムバンパー、20インチの専用ホイール、35インチ~37インチのオフロードタイヤ、3インチのリフトアップキット、フロントレベリングキット、6ピストンのブレンボ製フロントブレーキなどが追加されます。また、シリアルナンバー入りのプレート(車内とエンジン)やボディグラフィックも付属します。
ヘネシーの新型ヴェロキラプター600は、年間250台の限定生産で、2022年初頭に納車が開始される予定です。