レクサス『RX』が一部改良 2022年モデル、北米発表 走りを強化

レクサスは、2022年モデルの『RX 350L』と『RX 450hL』を北米で発表しました。高級SUV「RX」は、車名の語尾に「L」をつけることで3列シート仕様であることを示しています。最新の2022年モデルでは、新たなボディカラーを設定するとともに、スタビライザーバーを改良するなど走りの面でも強化されています。

北米仕様に新たに追加されたボディカラーは「クラウドバースト・グレー」と「イリジウム」の2色。

インテリアでは、12.3インチのタッチスクリーンとリモートタッチパッドの組み合わせで、音声機能やナビゲーション機能を提供します。Apple CarPlayやAndroid Autoなども搭載されています。ダッシュボードには8インチのタッチスクリーンが標準装備。

2022年モデル レクサス『RX 350L』および『RX 450hL』

また、スマートデバイスを使ってリモートでエンジンを始動できる、3年間の「レクサス・リモート」トライアルが用意されています。デバイスを充電しながら使用できるように6つのUSBポートを設置しています。

2022年モデルでは、軽量化のために中空構造を採用したフロントとリアのスタビライザーバーの径を太くし、ブッシュを強化してボディの揺れを抑え、ハンドリングを向上させたといいます。ダンパーも改良され、高周波振動を抑えることでより滑らかな乗り心地を実現しているとのこと。

運転支援システムとしては「レクサス・セーフティ・システム+ 2.0」を標準装備。自転車・歩行者検知機能、交通標識認識機能、レーントレーシングアシスト機能のほか、ブラインドスポットモニターやリアクロストラフィックアラートも装備しています。

RX 350Lは、3.5L V6エンジンを搭載し、290hpを発生。可変バルブタイミングシステムを搭載し、パワーと燃費を両立させています。一方のRX 450hLは、D4-Sフューエルインジェクションの3.5L V6エンジンに、高トルクの電気駆動モーターを2基搭載したハイブリッド車です。電気モーターが後輪を駆動することで、全輪駆動を実現。合計出力308hpを発揮し、メーカー推定燃費は12.3km/lとされています。

2022年モデルの北米価格や発売時期については、現時点では明らかになっていません。なお、現在販売されているRX 350Lの価格は48,050ドル(約530万円)から、RX 450hLは51,310ドル(約565万円)からとなっています。

RXについては、2022年にフルモデルチェンジが行われると予想されており、RXでは初となるPHEVの採用も期待されます。北米市場への導入時期は不明ですが、今回のマイナーチェンジが現行モデルで最後の改良となるかもしれません。ちなみに、日本仕様のRXも北米に先んじて2022年モデルへと変更されています。『NX』の次期モデル発表に隠れてしまい、あまり目立ったニュースにはなっていないのですが……。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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