6月18日ごろ、米国で販売されているトヨタ『タンドラ』の次世代モデルを示すリーク画像がネット上に出回りました。画像はディーラーから流出したものとされていますが、トヨタはこれに対し、タンドラの公式画像を公開するという決断に踏み切りました。自動車メーカーはリークを好まず、情報の内容を否定したり、無視したりすることが多くありますが、トヨタは「期待に応える」形で公式画像を公開したと言えるでしょう。
それとも、トヨタは「リークを潰す(なかったことにする)」ために公開したのでしょうか?リークされたのは赤いボディのタンドラの画像で、スクリーンに表示されているものをカメラで撮ったようです。リーク画像を掲載した「Tundras.com」の記事は現在閲覧不可となっています。
いずれにしても、これにより新型タンドラに関する世間の話題は、リークされた画像からトヨタの公式画像へと移っていきました。しかし、トヨタが公開したのはタンドラの「TRDプロ」仕様の画像1枚だけで、詳細は明かされていません。とはいえ、現行の2021年モデルとエクステリアを比較することは可能です。
全体的な形状はほとんど変わりませんが、次世代モデルでは、SUVの『タコマ』や『4ランナー』に近い、新デザインのフロントエンドを採用しています。六角形の開口部を持つ大きなブラックグリルの上部に、「TOYOTA」のロゴが施されています。TRDプロ以外の仕様で同じデザインを採用するかどうかは不明です。
画像からわかる興味深い点は、グリルのブランドロゴの下にLEDライトバーを装備していることと、バンパー下部にLEDと思われるものを装備していることです。ヘッドライトは比較的小型で、LEDと思われます。
画像の車両では、ブラックのオーバーフェンダーとブラックホイールを装着しています。また、乗降を容易にするためにサイドステップが組み込まれている点も注目です。残念ながら、現時点では内装やパワートレインにどのような変更が加えられているかは明らかではありません。正式に発表されるのも近いかもしれません。