日産の高級車ブランド、インフィニティが北米で展開する高級セダン『Q50』に、新たにシグネチャー・エディションが設定されました。2014年に登場したQ50は、日産『スカイライン』に相当するスポーツラグジュアリーセダンです。このシグネチャー・エディションは、サドル・ブラウン・レザーシートやダーククローム・フロントグリルを採用し、上質さをさらに高めています。
シグネチャー・エディションのその他の特徴としては、ポリッシュ仕上げの19インチスポーツアロイホイールやスポーツシートなどが挙げられます。また、空気清浄機「プラズマクラスター」を搭載した先進のクライメートコントロールシステム、車線誘導機能付きナビゲーション、Boseのプレミアムオーディオ(16スピーカー)、デュアルタッチスクリーン(上段8インチ、下段7インチ)、ブラックのオープンポアウッドトリムなどを標準装備しています。
Q50のグレードとしては、Pure、Luxe、Sensory、Red Sport 400が用意されています。ベースグレードとなるPureには、デュアルゾーン・クライメートコントロール、6スピーカーオーディオシステム(Apple CarPlayおよびAndroid Auto対応)、Wi-Fiホットスポット、キーレスエントリー、ヒーテッドミラーなどの充実した装備が採用されています。
一方、Luxeにステップアップすると、サンルーフ、ナビゲーションシステム、アダプティブ・クルーズ・コントロールが装備されます。Sensoryには、アダプティブ・ダンパー、スポーツ仕様のブレーキ、パドルシフト、レザーシートなどが追加されています。
最高出力300馬力、最大トルク400Nmの3.0L V6ターボエンジンを搭載し、7速ATを介して後輪に動力を伝達します。全輪駆動(AWD)も全モデルでオプションとして設定されています。
最上位のRed Sport 400には、同じ3.0L V6ターボの出力を400馬力に引き上げたものが搭載されています。また、プレミアム・レザー・インテリアやアダプティブ・サスペンションも標準装備です。
インフィニティ・アメリカズ・グループ副社長のジェフ・ポープは次のように述べています。
「2021年モデルのインフィニティQ50シグネチャー・エディションは、他に類を見ない個性的なものを求める情熱的なドライバーに支持されています。専用のインテリアと印象的なエクステリアの色合いが、Q50のアグレッシブな姿勢と優れたツインターボV6を引き立てています」
インフィニティQ50シグネチャー・エディションは、今年の春に米国で発売される予定。価格はFR仕様が48,200ドル(524万円)、AWD仕様が50,200ドル(546万円)からとなっています。