フォードは、ハンズフリーの運転支援システム「ブルークルーズ」を、今年後半に無線ソフトウェア・アップデートでダウンロードできるようにすることを発表しました。同社は昨年、ブルークルーズの開発の最終段階として、10台の車両をテスト走行させていました。
ブルークルーズは、フォードの既存の運転支援システム「コ・パイロット360(Co-Pilot 360)」を進化させたもので、北米の16万km以上に及ぶ高速道路でハンズフリー走行を可能にします。また、テキストと青色の照明の合図でドライバーとコミュニケーションをとります。
手がステアリングに触れていなくても、常に目線が道路上に向けられているように、運転席用カメラが搭載されています。
カメラとレーダーセンサーの複雑なアーキテクチャーを用いて、アダプティブ・クルーズ・コントロール、ストップ&ゴー、車線維持機能、道路標識認識機能により高速道路を走行します。車線を維持するレーンセンタリング機能は、ステアリングに手を置いていないと動作しません。ドライバーの介入が必要な場合は、メーター上の表示により知らせます。
ブルークルーズはまず、コ・パイロット360を搭載している2021年モデルの『F-150』と『マスタング・マッハE』に展開されます。必要なハードウエアの価格はモデルにより異なりますが、ソフトウェアは600ドル(約65,000円)で販売される予定。購入すると、無線アップデートによりソフトウェアがダウンロードされます。ブルークルーズは、他のフォード車にも近い将来搭載される予定です。