三菱は2月17日、新型『アウトランダー』を発表しました。4月から北米、カナダ、プエルトリコで発売予定ですが、北米ではこれと並んで、現行モデルの『アウトランダーPHEV』の販売を継続します。いずれ新型のPHEVも登場するはずですが、少なくとも今年は新旧の2代体制で販売されるようです。これに伴い、アウトランダーPHEVには改良が加えられました。
2021年モデルのアウトランダーPHEVは、126馬力と200Nmのトルクを発生する2.4L 4気筒エンジンを搭載。電気モーターは従来の60kWから、より強力な70kWのものへと変更されます。合計出力は改良前より31馬力アップの221馬力を発揮。また、バッテリーは12.0kWhから13.8kWhに大型化され、電気のみの航続距離は35kmから38kmに延長されました。
完全EVと比べると航続距離は短く見えてしまいますが、燃料を一滴も消費せずに食料品店やコンビニへ行くのに十分な数値と言えます。また、燃費や航続距離の向上により、米国では地域によってワンランク上の税制優遇措置を受けることができます。
ベースモデルとなる「SEL-AWC」の価格は37,490ドル(393万円)から。これに対する米連邦政府のインセンティブは、改良前のモデルより約750ドル増の6,587ドル(69万円)となり、購入費用がさらに引き下げられています。
上位モデルの「LE S-AWC」は39,190ドル(411万円)から、最上位モデルの「GT S-AWC」は43,190ドル(453万円)からとなっています。
2021年モデルの三菱アウトランダーPHEVは、現在北米で受注が始まっています。