米国の新興EVメーカー、アルファ・モーター・コーポレーション(Alpha Motor Corporation)は、新型『エース・クーペ』のパフォーマンスエディションを発表しました。クラシックな日本車を彷彿とさせるエース・クーペをベースに、アグレッシブなエアロパーツを装着。斬新なインテリアにも注目です。
デュアルモーターを搭載する4輪駆動のEVで、0-97km/h加速4.6秒という驚異的な速さを誇ります。最高速度は200km/hに達し、1回の充電での航続距離は約350kmとされています。車両寸法は全長約4,300mm、全幅約1,916mm、全高約1,435mm。公開されている車両には、艶のあるポリッシュメタリック仕上げが施されています。
インテリアでは、取り外してタブレット端末のように使用できるデジタルスピードメーター、さまざまなサイズのディスプレイに交換可能なデジタルセンターディスプレイ、人間工学に基づいて設計されたボルスター付きスポーツシート、取り外し可能なオーディオスピーカーなどを採用。
アルファ・モーターは、所有者が自分の個性をインプットし、好みの色、素材、仕上げを選択して自分だけの一台を作ることができる、柔軟性とカスタマイズ性に富んだ空間構成になっているとしています。
スポーティーな印象を醸し出すエクステリアは、見た目だけでなく空気力学にも配慮されています。ボディ下部の乱流を抑えるエアダム付きのフロントバンパー、ダウンフォースを高めてグリップ力とハンドリングを向上させるリアディフューザー、およびスポイラーを装備。スポーツサイドミラーは鏡面が円形で、クラシックな雰囲気を演出しています。
アルファ・モーターによると、これらのエアロパーツにはすべて「軽量素材」が使われているといいます。
ベースとなっている標準のエース・クーペは、シングルモーターの後輪駆動で0-97km/h加速が6秒、航続距離は約400kmとされています。標準モデルの価格は32,000ドル(335万円)から。パフォーマンスエディションの価格は現時点では未定ですが、アルファ・モーターの予約サイトが立ち上げられており、すでに予約注文の受け付けが始まっています。