トヨタ ランドクルーザー、米国から撤退!2022年以降販売せず

オフロードに対応した大型SUVはあまり多くありません。そのうちの1台がトヨタ『ランドクルーザー』です。このクルマは60年以上も前から存在し、トヨタの中で最も長寿命なモデルの1つとなっています。トヨタは、そんなランドクルーザーの2022年以降の米国での販売を終了すると発表しました。

現行モデルの2021年モデルを最後に、200系ランドクルーザーは米国から姿を消すことになります。米国以外の地域では販売が継続され、後継モデルは現行より高級志向のSUVになるという情報もあります。トヨタは次期ランドクルーザーの登場を正式には認めていません。

しかし、タフなSUVがモデルチェンジにより高級車になるにつれ、中核であるオフロード能力が失われていくというのはこれまで多くのモデルで見られました。日産『パスファインダー(テラノの海外仕様)』もその一例です。

販売終了の理由としては、売れ行きが芳しくないということが考えられます。2019年、米国では3,536台を売り上げ、前年比9.7%の増加を示していますが、過去2年間で約240万台を販売してきたトヨタにとっては、四捨五入の誤差に相当するものなのかもしれません。とはいえ、プラットフォームの使用年数と、エンジンを『タンドラ』と共有していることを考えると、利益は決して小さいものではないのではないでしょうか。

トヨタ『ランドクルーザー ヘリテージ・エディション』

現在、米国仕様のランドクルーザーにはクラシックな雰囲気を演出する特別仕様車「ヘリテージ・エディション」が用意されています。ボディカラーはブリザードパールとミッドナイトブラックメタリックの2色。ヴィンテージ感のあるバッジと18インチのBBSホイール(ブロンズカラー)を装着しています。

搭載されているパワートレインは、最高出力381馬力、最大トルク544Nmを発生する5.7L V8ガソリンエンジン。特別仕様車の価格は85,515ドル(886万円)から。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です