こんなEV見たことある?米ボーリンガーのシンプルすぎるSUV

米ニューヨークに拠点を置くボーリンガー社(Bollinger)が新型の電動SUVと電動ピックアップトラックを発表しました。直線基調の非常にシンプルな造形が特徴的で、クラシックな雰囲気も漂う独特のスタイリングとなっています。

ボーリンガー『B1』

デザインはシンプルですが、価格は12万5,000ドル(1,305万円)からとなっています。ジープやランドローバーのクローンのようにも見えるクラシカルなモデルですが、内部には最新の電動パワートレインを搭載しています。ルーフにガラスパネルを備えたバージョンは、これまであまり見たことがないルックスです。

SUVの『B1』は、614馬力と907Nmのトルクを生産するデュアルモーターを搭載。最高速度は電子リミッターで160kmに制限されていますが、0-97km/h加速は4.5秒。2速トランスミッションを装備し、最低地上高380mmを確保するなどオフロード性能を意識したモデルとなっています。

ボーリンガー『B2』

ピックアップの『B2』も、基本的には同じ仕様となっています。両モデルともに3,400kgの牽引能力を持ち、最大積載量は2,360kg。フロントからリアまで貫通する「パススルー」機構が採用されており、材木などの長尺物も積載しやすい構造となっています。この機構は米国で特許を取得しています。

ボーリンガーのパススルー機構

バッテリーは142kWhと巨大なユニットが採用されていますが、1回の充電でどのくらいの距離を走行できるのか、また充電速度については現時点では明かされていません。生産台数も限られたものとなるでしょう。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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