クラシックカーではありません。トヨタ「RAV4」をベースにしたコンパクトクロスオーバー、光岡自動車の「バディ」です。70年代後半から80年代にかけて活躍したシボレーのSUV、特に「K5ブレイザー」を彷彿とさせるデザインを採用しています。
自動車メーカーでありコーチビルダーでもある光岡は、レトロなテイストのクルマを作ることで知られています。マツダ「ロードスター」をベースにした2008年の「ヒミコ」など、人気車種からインスピレーションを得ています。今回発表されたバディは、光岡初のSUVとなります。
パワートレインはRAV4を踏襲。2.0L自然吸気4気筒エンジンは169馬力、207Nmのトルクを発生し、前輪を駆動します。219馬力の2.5Lハイブリッドも設定。プラグイン・ハイブリッドは現時点では導入されていません。
外観上の類似点はほとんどなく、タフな印象を与えるRAV4のフロントマスクとリアエンドは、面影も残っていません。スクエアなボンネットとメッキグリル、縦型のヘッドライトを採用。また、フロントバンパーにはクロームメッキを施し、LEDデイタイムランニングライトを装備するなど、レトロと新しさを融合させています。
リアは、キャデラック「ブロアム」のような縦型テールランプとツートーンのリアハッチを採用。リアバンパーにもクロームメッキを備え、ヴィンテージ感を演出しています。ここに掲載されている画像はあくまでもレンダリング画像ですが、実物は2020年11月26日に公開される予定です。
現時点では、価格や海外展開については明らかにされていませんが、ベースのRAV4よりは高くなるでしょう。