BMW M4コンペにNYスタイルの限定車 初代M3に通ずる思い

BMWは、ニューヨークのライフスタイル・ブランド「KITH(キス)」とのコラボレーションにより、限定モデル「BMW M4 Competition x KITH」を発表しました。世界限定150台、価格は約1,680万円から。このM4には、KITHの創始者であるロニー・ファイグが個人的にキュレーションした特別なデザイン要素が採用されています。

BMW M4 Competition x KITH

「ロニー・ファイグとKITHとのタイアップは、BMW M GmbHにとって、初代M3と新型M4コンペティションのギャップを埋める絶好の機会です」

BMW M GmbHのマーカス・フラシュCEOはこのように語っています。

「また、ライフスタイル・ファッション・シーンが文化的な現象から世界的な生活様式へと変化していく中で、新しいターゲット層に魅力を伝え、個性あふれるブランドを提案することができます」

ボディには「BMW x KITH」の専用ロゴに加え、BMWのアイコンである3色のMストライプを備えています。エンブレムも特別仕様になっているほか、内装ではKITHのエンボス加工を施したブラック・メリノ・レザーシートとアンビエントライトを標準装備。ボディカラーはブラック、ダークシルバー、ホワイトなどのマット仕上げが用意されています。

画像の赤い車両は、ファイグ氏の愛車であるE30 M3(初代)と同じ色に塗装されたワンオフモデルです。実はファイグ氏は、大のBMWファンでもあります。

「1980年代に祖父の家に遊びに行ったときに、彼のBMWに乗って走り回ったことが、子供の頃のお気に入りの思い出です。祖父はE21 320iを持っていて、自慢のクルマは白のE30 M3だったことを覚えています。私の人生の中での、こうした瞬間がBMWに対する情熱を形作ってくれました」

ファイグ氏は、最新コレクション「The KITH for BMW Collection」も制作しています。BMWのビンテージデザインにインスパイアされた94スタイルのアパレルとアクセサリーが揃うコレクションで、KITHが提供するものとしては最大規模のものです。また、ファッション、ライフスタイル、ラグジュアリーに焦点を当てるというBMWの意図を反映したものでもあります。

BMW M4 Competition x KITHは、現在予約が始まっています。また、The KITH for BMW Collectionは、KITHの直営店で販売されています。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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