ホンダ「シビック・セダン」から6速MTが廃止されました。改良新型の2021年モデルからシビック・セダンの全モデルにはCVTが標準装備され、MTを選ぶことはできなくなっています。
ベースモデルの「LX」グレードは22,005ドル(232万円)からで、250ドル(2万6,000円)の値上げとなります。同じCVT搭載のカローラ・セダンのベースモデルよりも高い設定で、この値上げは、MTが廃止されたことによるものです。
ただし、「シビック・ハッチバック」には、一部のグレードに6速MTが採用されています。次期「シビック・タイプR」も同様にMTを採用します。北米専売の2ドアクーペの「Si」は、以前報じられたように販売を中止しており、MT仕様の選択肢はかなり限られたものとなっています。
新型「アコード」もCVTか10速ATのいずれかが用意されているだけで、以前設定されていたMTは廃止されています。
ベースグレードは、158馬力と187Nmのトルクを発生する2.0L 4気筒エンジンを搭載。上位グレードは174馬力と219Nmのトルクを持つ1.5L 4気筒ターボを搭載しています。
2021年モデルのシビック・セダンは北米で販売が始まっています。
マニュアル・トランスミッションがあろうとなかろうと、コンパクトなファミリーセダンの中では高い人気を維持しています。マニュアルシフトの不在を嘆く声も上がっていますが、同時に次世代のシビックに対する期待感も上がっています。