ロータス「エヴァイヤ」、初の一般公開 激しすぎるサウンドに鳥肌

最も期待されている電気自動車であるロータス「エヴァイヤ」が、英国で開催される自動車イベント、グッドウッド・スピードウィークでデビューしました。3台のエヴァイヤが用意され、その“サウンド”が観客を驚かせました。

ロータス「エヴァイヤ」

「グッドウッドは路面に多数のアンジュレーションがあるサーキットであり、実際の使用環境に近いため、エヴァイヤにとっては素晴らしいテストとデモンストレーションになります」

ロータスの車両開発を担当するギャバン・カーショウ氏はこのように述べています。

「このようなイベントにクルマを持ち込むということは、何百時間もかけて行ってきたテストから解放されることを意味します」

上の動画に写っているエヴァイヤは、ロータスのアイコンであるブラックとゴールドをテーマにしたプロトタイプの1台です。そして、おそらく聞いたことがあると思いますが、電気モーターが回転しているときの音は驚異的です。エヴァイヤはロータスにとって重要なクルマであり、イギリス初の全電動ハイパーカーです。

ロータス「エヴァイヤ」

その性能も圧倒的なものです。4基の電気モーターと2,000kWのバッテリー(ウィリアムズ・アドバンスト・エンジニアリング/WAE製)を搭載し、2,000馬力と1,699Nmのトルクを発生させます。最大の欠点はその重量(1,680kg)ですが、カーボン製のモノコックシャシーを採用し、世界最軽量のEVハイパーカーとなっています。

0-97km/h加速は3.0秒以下、最高速度は320km/h。理論上の航続距離はWLTP複合サイクルで400km、NEDC複合サイクルで435kmを達成しています。4つの走行モードと全輪トルクベクタリング(各輪に1基ずつ電動モーターを搭載)を備えたエヴァイヤは、本物のトラックモンスターと言えるでしょう。

ロータス「エヴァイヤ」

800kWの充電システムを搭載しており、約12分で80%まで充電することができますが、350kWのDC急速充電ステーションを利用できる場合に限ります。流線型のボディ形状はユニークで、リアにベンチュリートンネルを備えています。ロータスによると、このデザインは、風を切るときにボディの「多孔性」を高めるものだといいます。これにより、空気抵抗を低減しながら大きなダウンフォースを発生させることが可能となります。

生産台数はわずか130台のみで、価格は215万ドル(2億2,000万円)前後から。

林 汰久也

愛知県在住29歳/ハウスメーカーの営業を経て、IT系ベンチャーのメディア事業に参画。2020年よりフリーのライターとして活動開始/愛車遍歴:マツダ『RX-8』⇒シトロエン『C4』⇒スバル『フォレスター』&ホンダ『クロスカブ50』/ゲームはPS派だが、最近ゲーミングPCが欲しいと思っている。

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