マツダはコンパクトSUV「CX-30 2.5ターボ」を北米で発表しました。「CX-5」や「CX-9」と同じSKYACTIV-G 2.5L 4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力227馬力、最大トルク420Nmを発揮します。
マツダは7月下旬、2021年モデルの「CX-30 2.5 S」を発表。自然吸気の2.5L 4気筒エンジンを搭載し、最高出力186馬力、最大トルク252Nmを発揮しますが、今回のターボモデルはその上位に位置します。
CX-30にターボエンジンが搭載されるのは時間の問題でした。このエンジンは、「マツダ3 2.5ターボ」に搭載されているトルクフルなエンジンと同じものです。オクタン価93のプレミアムガソリンを使用すると、最高出力250馬力、最大トルク433Nmに向上します。トランスミッションは6速AT、駆動方式はAWDのみの設定となっています。
CX-30とマツダ3は、ともに2020年ワールドカー・オブ・ザ・イヤーのトップ3にランクインしています。最終的には起亜自動車の「テルライド」が栄冠を手にしましたが、もしもマツダが2.5Lターボエンジンを投入していたら、結果は違ったものになっていたかもしれません。
標準の「CX-30 2.5 S」よりも太いテールパイプ、12スピーカーのBOSE製オーディオシステム、8.8インチのインフォテインメントディスプレイ、ブラック&クロームのインテリアパーツ、フレームレスの自動防眩ミラーなどを標準装備しています。
もちろん、スマートシティブレーキサポート、渋滞支援、レーダークルーズコントロールなどの運転支援技術「i-Activesense」も標準装備しています。また、ターボモデルにはアダプティブヘッドライト、交通標識認識機能、アクティブ・ドライビング・ディスプレイ・システムを備えています。
2021年モデルのマツダCX-30 2.5ターボは、今年中に発売される予定です。価格などの詳細は追ってお知らせします。