新型 日産ローグがぶっちぎった!もはや高級車の域

アメリカで日産ローグの新型が発表されました。まもなく日本でも「エクストレイル」としてデビューするでしょう。最新の技術とデザインを取り入れ、よりシャープで鮮明な、目を引くスタイルを手に入れた新型ローグ。北米市場で日産のSUVモデルの中核を担う大切な存在ゆえに、非常に力の入ったモデルとなっています。

デザイン性と照射範囲の広さを両立させたマルチレベルLEDヘッドランプは、全車に標準装備されています。ドラマチックなVモーショングリルと組み合わせ、先進性と力強さを演出。上位グレードにはLEDフォグランプも装備されます。

全体的には、先代モデルよりも全長が38mm短く、全高も5mm低くなっており、世代を重ねるごとに車が大きくなるという近年の傾向に逆行しています。無駄を削ぎ落したスマートなボディといえるでしょう。さらに印象的なのは、ツートンのボディカラーを新たに設定したことで、全5種類の組み合わせが採用されています。

一方、インテリアでは、素材とデザインの向上に焦点が当てられています。質感を高めることはもちろん、快適装備も充実しています。例えば、フロントとリアのシートヒーター、サイドミラーヒーター、ステアリングホイールヒーターなど。ロングドライブでも疲れにくい「ゼログラビティシート」も前後に採用しています。

「SL」グレードにはレザーを標準装備し、「プラチナ」ではキルトセミアニリンレザーにアップグレードされます。カラースキームはチャコール、グレー、タンの3色。機械式シフトから電子式シフトに変更されたことにより、センターコンソール下の収納スペースが拡大されています。また、リアシートをリモートで折りたたむ機能や、足をかざして開く電動テールゲートもオプションで追加できます。

スマートフォンとの接続性に関しては、Android Auto、Apple CarPlay、Bluetooth、SiriusXM(アメリカのデジタルラジオ)を標準装備。中間の「SV」以上のグレードには、日産のコネクティング機能「NissanConnect」が搭載されます。

10.8インチのヘッドアップディスプレイ(オプション)、7インチまたは12.3インチのデジタルダッシュボード、そしてセンターには9インチのタッチスクリーンが用意されています。USB Type-AおよびType-Cの充電ポートを備えるほか、ワイヤレス充電(15W)にも対応。

注目のパワートレイン。最新の安全技術は?

パワートレインには、2.5L DOHC直列4気筒を採用。最高出力は11馬力アップの181馬力となり、トルクは245Nmを発揮します。前輪駆動モデルは「スタンダード」「スポーツ」「エコ」の走行モードを備え、AWDモデルでは「オフロード」と「スノー」が追加されます。日産は大規模な電動化を公言しており、ノートやセレナと同様に「e-POWER」が搭載される可能性もありますが、現時点では明らかになっていません。

日産の安全装備も充実しています。歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラート、車線逸脱警報、ハイビームアシスト、リア自動ブレーキなどを備えた「セーフティシールド360」をグレードに関わらず標準装備。そのほか、インテリジェントアラウンドビューモニターやリアオートブレーキもオプションで設定されています。

ナビゲーションとリンクした「ナビリンク付きプロパイロットアシスト(日本名:プロパイロット2.0)」も注目に値する安全装備でしょう。新型のレーダーとカメラを搭載し、ステアリングアシストの向上や、スムーズなブレーキング、カットイン(走行車線内に侵入する他車)に対する検知性能などがアップ。コーナーや高速道路の出口が近づいてきたときに、自動的に減速することもできます。

さらに、高速道路走行時のストップ&ゴーのホールド時間も3秒から30秒に延長されています。ドライバーがアクセルを踏まなくても、交通の動きに合わせて自動的に発進します。また、交通標識認識機能を利用し、道路の制限速度の変化に合わせて設定速度を自動的に変更するという嬉しい機能も備えます。

グレード展開は「S」「SV」「SL」「プラチナ」の 4種類。発売は今年秋の予定です。北米ではインフィニティブランドもあわせて9種類のSUV・クロスオーバーを販売している日産ですが、日本ではエクストレイルとジュークの2種類にとどまります。

ただ、今回のローグ(エクストレイル)のフルモデルチェンジに加え、ジュークはキックスに置き換わる予定ですし、新型EVアリアも近いうちに発売されます。SUVラインナップが刷新されることで、日産は新たなスタートを切れる(ぶっちぎれる)のでしょうか。

林 汰久也

愛知県在住 27歳。ハウスメーカーの営業を経て、IT企業のメディア事業に参画。記事制作ディレクターとして店舗紹介記事などの制作に携わる。現在は退職し、フリーのライターとして活動中。

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