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【今さら聞けない】ChatGPTとは?できること・できないこと<チャッピー>

2025年11月12日

皆さま、こんにちは。

ここ数年で「ChatGPT」という言葉は当たり前になったかと思います。
大半の方は、触ったことはあると思いますし、少なくとも名前は聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
でも実際のところ、どんなことができるのか分からない方もまだまだいらっしゃるのではないしょうか?

「今さら聞けないけれど、実は気になっている…」
そんな皆さまの疑問を、今日はスッキリ解決していきたいと思います。

本記事では、私のAI活用経験と最新リサーチをもとに、「ChatGPT」の全容を初心者の方にも分かりやすく解説していきます。


1. ChatGPT(チャッピー)とは?基本概要

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そもそもChatGPTって何ですか?

まず基本から押さえていきましょう。

「ChatGPT」とは、アメリカのOpenAI社が開発した「対話型AI(チャットボット)」です[1]。 簡単に言えば、人間のような自然な会話ができるAIサービスですね。

2022年11月のリリース以降、わずか2か月で1億ユーザーを突破するという驚異的な成長を遂げました[2]。 これって、史上最速のペースなんです。

「チャッピー」という愛称の広がり

最近、「チャッピー」という愛称で親しまれているChatGPT。 これは日本での親しみやすい呼び方で、特に若年層を中心に広がりました。

カタカナ4文字のリズム感と覚えやすさが、日本人の感性にピッタリ合ったんでしょうね。

そして2025年11月5日、なんと「チャッピー」が「新語・流行語大賞2025」の30候補に正式ノミネートされました[3]! AIツールの愛称がノミネートされるのは史上初めてで、ChatGPTが日本社会に深く浸透した証拠と言えるでしょう。

従来のAIとの違いは何でしょうか?

ここで皆さまに質問です。 今までのAIって、どんなイメージでしたか?

「決まったパターンの回答しかできない」 「堅苦しい文章ばかり」 そんな印象だった方も多いと思います。

でも「ChatGPT」は違うんです。 まるで人間と会話しているかのような、自然で柔軟な対話ができるわけですね。

これを可能にしているのが「大規模言語モデル(LLM)」という最新のAI技術です。 専門用語で恐縮ですが、要するに「膨大なテキストデータから学習した、言語理解に特化したAI」と考えてください。

★よくある生成の用語は、こちらの記事で解説しています ⇛ 初心者向け 生成AI用語集<15選>


2. ChatGPTでできること一覧【2025年最新版】

さあ、ここからが本題です。 「チャッピー」ことChatGPTで、一体何ができるのでしょうか?

最新のGPTモデル(2025年11月版)

まず、現在利用できるモデルをご紹介しますね。

利用可能なモデル:

  • GPT-5:最新・最高性能モデル(Thinking機能付き)
  • GPT-4.1:開発特化モデル(2025年4月リリース)[4]
  • GPT-4o/GPT-4o mini:無料版でも利用可能
  • GPT-3.5:2024年7月で提供終了

基本的な文章作成・編集

まず、最も基本的な機能から見ていきましょう。

できること:

  • メール文章の作成
  • 資料の要約(最大4,000字程度)
  • 翻訳(100言語以上対応)
  • 文章の校正・添削

例えば、「取引先への謝罪メールを書いて」と依頼すれば、適切なビジネス文書を約30秒で生成してくれます。

プログラミング・コーディング支援

これは皆さま、驚かれるかもしれません。

できること:

  • プログラムコードの生成
  • バグの修正提案
  • コードの解説・コメント追加
  • APIの使用例作成

実際に「Python」や「JavaScript」といったプログラミング言語で、実用的なコードを書いてくれるんです。 プログラミング未経験の方でも、簡単なツールやWebサイトが作れる時代になりました。

創作・アイデア出し

ここは、皆さまのクリエイティブな作業を支援してくれる分野ですね。

できること:

  • ブログ記事のアイデア出し
  • 小説や詩の創作
  • 企画書の構成案作成
  • キャッチコピーの提案(10パターン以上)

 「新商品のネーミング案を20個考えて」なんて依頼も、わずか1分で対応してくれます。

学習・教育支援

これは特に学生の皆さまや、新しいスキルを学びたい方に重宝する機能です。

できること:

  • 複雑な概念の分かりやすい説明
  • 練習問題の作成
  • 学習計画の立案
  • 語学学習のサポート

例えば「DX(デジタルトランスフォーメーション)を小学生にも分かるように説明して」といった依頼にも、適切に答えてくれるわけです。

画像生成機能

2025年現在、画像生成機能も大幅に進化しました。

できること:

  • 無料版:制限付きで画像生成可能[5]
  • Plus版以上:高品質な画像生成が可能
  • Pro版:ほぼ無制限で高速画像が生成

「夕日を背景にした猫のイラスト」なんて指定すれば、約1分でクオリティの高い画像を作成してくれますよ。

🆕 ChatGPT Atlas(2025年10月新機能)

最新の注目機能として「ChatGPT Atlas」があります[6]。 これは専用のウェブブラウザで、どのウェブサイトでもChatGPTが使える革新的なツールです。

主な機能:

  • ブラウザー内でのリアルタイムChatGPT利用
  • ブラウザーメモリによる文脈の記憶
  • エージェントモードでの自動作業代行

現在はmacOS版のみですが、Windows・iOS・Android版も開発中です。

★ChatGPT Atlasについては、こちらの記事で解説しています ⇛ ChatGPT Atlasは何がすごい?


3. ChatGPTでできないこと・注意点

さて、ここまでできることばかりお話ししてきました。 でも当然、万能ではありません。

「知っていないと怖い」制限事項や注意点もしっかり押さえておきましょう。

リアルタイム情報の取得不可

これは重要なポイントです。

できないこと:

  • 最新ニュースの取得
  • 株価やスポーツの試合結果
  • 天気予報の確認
  • 現在進行中のイベント情報

ChatGPTの知識は、学習データの「カットオフ日」までに限られているんです。 2025年11月現在、無料版・Plus版ともに2024年10月頃の情報までしか持っていません[7]。

ただし、Web検索をしたうえでの回答は可能なので、新しい情報を収集するときはWeb検索をさせてから回答をさせましょう。これで、ある程度のリアルタイム情報の取得は可能になります。

専門的な判断・診断の不可

ここは皆さま、特に注意してください。

できないこと:

  • 医療診断や治療法の提案
  • 法的アドバイス
  • 投資判断
  • 学術論文の査読

「お腹が痛いんだけど、何の病気?」なんて聞いても、適切な診断はできないわけです。 あくまで「情報提供」の範囲内と考えてくださいね。

画像・動画の認識(無料版)

無料版では、まだ以下の機能は使えません。

できないこと:

  • 写真の内容分析
  • 動画の要約
  • 手書き文字の読み取り
  • PDFファイルの直接読み込み

ただし、Plus版なら一部対応していますので、用途に応じてプランを検討されると良いと思います。

情報の正確性に関する注意点

これが最も重要なポイントかもしれません。

ChatGPTは時々「ハルシネーション(幻覚)」と呼ばれる現象を起こします。 要するに、もっともらしい嘘を事実のように語ってしまうことがあるんです。

対策:

  • 重要な情報は必ず裏取りをする
  • 複数のソースで確認する
  • 「ググれ」ばすぐ分かることは自分でも調べる

★ハルシネーションについてh、こちらの記事で解説しています ⇛ ハルシネーション対策6選


4. 【2025年最新】料金プラン完全ガイド

2025年現在、ChatGPTの料金プランは大幅に拡張されました。 6つのプランから、皆さまのニーズに合ったものを選べるようになったわけですね。

プラン一覧表

プラン月額料金対象者主な特徴
Free無料AI初心者・ライトユーザーGPT-5制限あり、基本機能
Plus20ドル(約3,000円)個人・副業者GPT-5制限緩和、Sora、Atlas
Pro200ドル(約30,000円)研究者・開発者最高性能、ほぼ無制限で利用可能
Business25-30ドル/ユーザー中小企業チーム管理、セキュリティ強化
Enterprise要見積もり大企業カスタム機能、専用サポートあり
Education要見積もり大学・研究機関学術特化機能

どのプランを選べばよいでしょうか?

無料版がおすすめな方:

  • ChatGPTを初めて試す
  • 月に数回程度の利用
  • 基本的な文章作成で十分

Plus版がおすすめな方:

  • 毎日業務で使用
  • 画像生成機能を優先的に使いたい
  • Atlas機能を試したい

Pro版がおすすめな方:

  • 研究開発に活用
  • 高度な分析作業が多い
  • 待ち時間なく使いたい

5. よくある質問(FAQ)

皆さまからよく頂く質問をまとめました。

Q1. チャッピー(ChatGPT)は無料で使えますか?

A: はい、基本的な機能は無料で使えます。

無料版でも最新のGPT-5やGPT-4oモデルが利用でき、文章作成や翻訳、簡単な画像生成も可能です。 ただし、混雑時は利用制限がかかる場合があります。

Q2. チャッピーとChatGPTは同じものですか?

A: はい、全く同じものです。

「チャッピー」は日本での親しみやすい愛称で、機能に違いはありません。 流行語大賞にもノミネートされ、今や日本の文化の一部になっているわけですね。

Q3. 仕事で使っても問題ありませんか?

A: 基本的に問題ありませんが、注意点があります。

  • OK:一般的な業務効率化、アイデア出し
  • 注意:機密情報の入力は避ける
  • 確認要:会社の規定をチェック

Q4. どんな質問の仕方が効果的ですか?

A: 以下のポイントを意識してみてください。

  1. 具体的に:「レポート書いて」より「マーケティング戦略のレポートを1,000字で」
  2. 段階的に:一度に全部聞かず、少しずつ詳細化
  3. 例示付き:「〜のような形式で」と参考例を示す

Q5. 情報の信頼性はどう判断すればよいですか?

A: 必ず以下の確認をお願いします。

  • クロスチェック:他の情報源と比較
  • 公式確認:企業・組織の公式サイトで確認
  • 専門家意見:重要な判断は専門家に相談

Q6. ChatGPT Atlasはいつから使えますか?

A: 現在macOS版のみ利用可能です。

Plus版以上のユーザーが対象で、Windows・iOS・Android版は近日公開予定です[6]。

Q7. チャッピーでプログラミングは本当にできますか?

A: はい、できます。

ただし、完全にプログラミングを任せるのではなく、「コーディングアシスタント」として使うのが効果的です。 生成されたコードは必ずテストして、動作確認を行ってくださいね。


6. まとめ:ChatGPTを上手に活用するコツ

さて、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

最後に、ChatGPT(チャッピー)を上手に活用するコツをまとめておきますね。

基本的な心構え

1. 「完璧なパートナー」ではなく「優秀なアシスタント」として活用

ChatGPTは確かに優秀ですが、最終的な判断は皆さまが行う。 そんなスタンスで付き合っていけば、きっと良いパートナーになってくれると思います。

2. 継続的な学習姿勢を持つ

AI技術は日進月歩です。 Atlas機能やGPT-5の新機能など、定期的に最新情報をチェックされることをお勧めします。

実践的な活用テクニック

3. 質問の仕方を工夫する

  • 「役割」を与える:「あなたはマーケティングの専門家として…」
  • 「制約」を設ける:「500字以内で」「初心者向けに」
  • 「出力形式」を指定:「箇条書きで」「表形式で」

4. 段階的な深堀りを心がける

最初から完璧を求めず、対話を通じて少しずつ理想に近づけていく。 これがChatGPTとの上手な付き合い方ですね。

将来への展望

AI技術はこれからもどんどん進化していきます。

2025年後半には、さらに高度な推論能力や、より正確な情報処理が可能になると予想されています。

皆さまも、この歴史的な波に乗り遅れることなく、ChatGPT(チャッピー)を味方につけて、業務効率化やクリエイティブな活動に活かしていただければと思います。

「今日から早速使ってみよう!」 そんな気持ちになっていただけたでしょうか?

それでは、皆さまのChatGPTライフが充実したものになりますよう、心からお祈りしています。


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最終更新日:2025年11月12日

※免責事項 本記事の情報は執筆時点のものです。AI技術は急速に進歩しているため、最新情報については各サービスの公式サイトをご確認ください。

Citations:

[1] https://openai.com/blog/chatgpt
[2] https://www.reuters.com/technology/chatgpt-sets-record-fastest-growing-user-base-analyst-note-2023-02-01/
[3] https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c6cef3c87cc5d99d9906043edac452648aa21f
[4] https://shift-ai.co.jp/blog/20693/
[5] https://shift-ai.co.jp/blog/5949/
[6] https://openai.com/ja-JP/index/introducing-chatgpt-atlas/
[7] https://romptn.com/article/38180

HIDETAKA ISHIDA

生成AI・IT活用の初心者向け解説を得意とするWebライター。
商品開発や業務効率化のコンサルタントとして10年以上の活動を行い、現在は中小企業のデジタル活用支援や、AIツールの導入・教育コンテンツ制作を多数手がける。DX研修の受講者数は100名を優に超える。
「難しい技術を、やさしく・わかりやすく」をモットーに情報発信中。

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